=開催報告=
第8回大動脈解離シンポジウム
「第8回大動脈解離シンポジウム」は、第8回大会長 内田 敬二 先生(横浜市立大学附属市民総合医療センター 心臓血管センター 診療教授)のもと開催されました。 こちらでは、大会長ご挨拶・開催案内パンフレット・プログラム(タイムスケジュール含)を現在掲載中です。
大会長挨拶 開催案内パンフレット プログラム詳細(タイムスケジュール含)
このたび第8回大動脈解離シンポジウムの大会長を拝命致しました。
本シンポジウムは、大動脈解離に関する諸問題を自由に討論する場として、2013年に横浜で始まりました。盛況のうちに7回開催され、2016年には講演内容を中心とした書籍も発行されました。令和の時代となり、東京医科大学の荻野均教授が代表幹事に就任なさり、全国から強力な新幹事も迎え、益々の発展が期待されます。コロナ禍により延期を余儀なくされましたが、2022年11月12日に開催させていただくこととなりました。
外科医だけではなく、循環器内科医、放射線科医、病理医が一堂に集い、大動脈解離に焦点を絞った十分な討論が行えるのが本シンポジウムの特徴です。病因や病態、診断学、内科外科治療のテクニックに加え、急性期慢性期のステントグラフトの適応が議論されてきました。近年はオープンステントが広く用いられていますが、いよいよ上行大動脈にもステントグラフト治療が検討される時代となり、テーマは尽きません。自由な討論のため、Web開催ではなく東京医科大学病院臨床講堂にお集まりいただく予定で準備をすすめてまいります。
土曜日の午後、半日参加しただけで、大動脈解離について基礎から最先端まで学べるプログラムを企画する予定です。多くの皆様のご参加を心よりお待ちしております。
[ 座 長 ]荻野 均 先生|東京医科大学 心臓血管外科
@「循環器内科医の役割は? 急性大動脈スーパーネットワークのデータ解析から」
高橋 寿由樹 先生|東京都済生会中央病院 循環器内科
A「急性A型解離緊急手術の年次推移」
碓氷 章彦 先生|藤田医科大学 岡崎医療センター 心臓血管外科
[ 座 長 ]林 宏光 先生|日本医科大学 放射線医学
@「A型とB型の左室肥大の比較による高血圧の関与の相違の検討」
圷 宏一 先生|日本医科大学 循環器内科・川崎幸病院大動脈センター
A「大動脈解離発症におけるvaso vasorumの役割」
長田 裕明 先生・湊谷 謙司 先生|京都大学 心臓血管外科
[ 座 長 ]加地 修一郎 先生|関西電力病院 循環器内科
@「偽腔血流:流れと血管壁に生じる負荷」
岩崎 清隆 先生|早稲田大学 理工学術院先進理工学研究科
[ 座 長 ]下川 智樹 先生|榊原記念病院 心臓血管外科 / 帝京大学医学部附属病院 心臓血管外科
@「上行大動脈中心送血法による超低体温循環停止下 Arch first technique 」
長 泰則 先生|東海大学医学部外科学系 心臓血管外科学
A「画像的脳灌流障害に対する早期頚動脈直接再灌流療法」
岡田 健次 先生|神戸大学大学院医学研究科 心臓血管外科学
[ 座 長 ]渡邉 善則 先生|東邦大学医学部外科学講座 心臓血管外科学分野
@「ハイドロフィットによる大動脈基部偽腔閉鎖」
志村 信一郎 先生|東海大学医学部外科学系 心臓血管外科学
A「急性大動脈解離の断端形成法」
湊谷 謙司 先生|京都大学大学院医学研究科 心臓血管外科学
[ 座 長 ]川人 宏次 先生|自治医科大学医学部外科学講座 心臓血管外科学
@「胸腹部大動脈瘤〜慢性大動脈解離における広範囲拡大例への手術〜」
大島 晋 先生|川崎幸病院 川崎大動脈センター
A「慢性B型大動脈解離の術前・術後治療の再評価」
齋木 佳克 先生|東北大学 心臓血管外科
[ 座 長 ]内田 敬二 先生|横浜市立大学附属市民総合医療センター心臓血管センター
@「大動脈解離におけるIVR小技集」
西村 潤一 先生|日本赤十字社医療センター 放射線科
[ 座 長 ]志水 秀行 先生|慶應義塾大学医学部 外科学(心臓血管)
@「TAR+FETは急性A型解離に対する第一選択となり得るか」
松田 均 先生|国立循環器病研究センター 心臓血管外科
A「FET手術のTips & pitfall:急性期と慢性期の違い」
椎谷 紀彦 先生|浜松医科大学 外科学第一講座