

■□第11回大動脈解離シンポジウム
次回『第11回大動脈解離シンポジウム』は、
第11回大会長 湊谷 謙司 先生(京都大学大学院医学研究科 心臓血管外科学)のもと、神戸にて開催予定です。
・会 長|湊谷 謙司 先生(京都大学大学院医学研究科 心臓血管外科学 教授)
・日 程|2026年 1月 17日(土)
・会 場|一般社団法人 中華会館 東亜ホール(兵庫/神戸)
*現在企画準備中です!確定次第、随時追加更新させていただきます。

この大動脈解離シンポジウムは横浜の中華街から始まった研究会ですが、このたび第11回目の大動脈解離シンポジウムの大会長を拝命いたしました。この内科・外科・放射線科、病理、基礎研究と、分野や診療科の枠を越えたユニークで貴重な会の大会長を務めさせていただくことを心から光栄に存じております。
日本の大動脈解離診療は、その治療成績、診療体制、臨床研究など、国際的に見ても傑出したものであり、海外から常に注目されています。しかし、専門医機構の目指す施設集約化と働き方改革がリンクしつつ、さらには外科医不足を含めて、大きな変革の波が押し寄せてきています。これまで、ほとんどの施設が24時間体制で急性大動脈解離に対応していましたが、その対応自体に無理があることが浮き彫りにされてきている昨今です。
大きな体制変革の中でも、医療者にはこれまで欧米に比して圧倒的な好成績であった本邦の急性大動脈解離治療の成績を維持、あるいは改善していくことが期待されています。大動脈解離の治療は急性期に留まらず、残存解離に代表される慢性期治療の成績改善も急務です。さらには海外で始まっているThink Aortaキャンペーンのように予防や啓発も大きな課題でしょう。そのためにも、多くの領域の皆様が集まり、肩の力を抜いた活発な意見交換が出来るような研究会にするべく準備して参ります。
今回は様々な事情から例年に比べて遅く、年明けの開催日2026年1月17日となりました。また、会場は中華街から始まった本会に相応しく、神戸の中華会館東亜ホールとなりました。この会場設定につきましては、神戸大学の岡田先生と山中先生を始め多くの皆様にご尽力を賜りました。この場を借りて御礼申し上げます。一人でも多くの皆様の参加をお待ちしています。
[ 座 長 ]大北 裕|愛仁会高槻病院 心臓・大血管センター
高橋 寿由樹|東京都済生会中央病院 循環器内科
1)12:35-12:50(講演10分・Discussion5分)
「大動脈解離ネットワークをどのように地域で構築すべきか」
高山 守正|榊原記念病院 特任副院長 肥大型心筋症センター
2)12:50-13:05(講演10分・Discussion5分)
「大動脈ガイドライン改訂にあたって」
志水 秀行|慶應義塾大学医学部 外科学(心臓血管)
3)13:05-13:20(講演10分・Discussion5分)
「伝性大動脈疾患を疑い施行した遺伝子検査の陽性を予測する臨床因子は何か?」
圷 宏一|日本医科大学 循環器内科
4)13:20-13:35(講演10分・Discussion5分)
「大動脈解離誤診の頻度とそのパターン」
島本 健|京都大学 心臓血管外科
5)13:35-13:50(講演10分・Discussion5分)
「CT診断の最前線」
林 宏光|日本医科大学 放射線医学
[ 座 長 ]荻野 均|医学研究科北野病院 心臓血管外科
長 泰則|東海大学医学部外科学系 心臓血管外科学
1)14:05-14:20(講演10分・Discussion5分)
「全部緊急手術が必要か」
中村 喜次|千葉西総合病院 心臓血管外科
2)14:20-14:35(講演10分・Discussion5分)
「上行置換のみでよいのか、それともTAR+FETが標準か」
上原 京勲|天理よろづ相談所病院 心臓血管外科
3)14:35-14:50(講演10分・Discussion5分)
「A型急性大動脈解離の発症を予防しよう」
内田 敬二|横浜市立大学附属市民総合医療センター心臓血管センター
4)14:50-15:05(講演10分・Discussion5分)
「TEVARの現実味と将来性」
島村 和男|大阪大学 心臓血管外科
[ 座 長 ]椎谷 紀彦|国立病院機構 函館病院
田崎 淳一|日本赤十字社和歌山医療センター 循環器内科
1)15:20-15:35(講演10分・Discussion5分)
「慢性B型解離に対するTEVARの使い方」
東 隆|東京女子医科大学 心臓血管外科
2)15:35-15:50(講演10分・Discussion5分)
「慢性B型解離に対するOpen repair、1期的戦略」
岡田 健次|神戸大学大学院医学研究科 心臓血管外科学
3)15:50-16:05(講演10分・Discussion5分)
「慢性B型解離に対するTAR+FET」
岡村 誉|自治医科大学附属さいたま医療センター 心臓血管外科
4)16:05-16:20(講演10分・Discussion5分)
「nonA nonB その分類の意義」
井上 陽介|国立循環器病研究センター 血管外科
[情報交換会 / 会 場]神戸神仙閣 =アクセスマップ=
〒650-0011 兵庫県神戸市中央区下山手通2丁目13-1
[情報交換会 / 参加費]10,000円
◆前回『第10回大動脈解離シンポジウム』についてはこちら
※会長挨拶・開催案内・プログラム・当日の会場風景 等を掲載中です。ご参照ください。